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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|ネパール|子どもの権利を守るには、児童労働に関する社会認識を打破することが必要

【カトマンズIPS=マリッカ・アルヤル】

 

昨年12月のある日、ネパールの首都カトマンズに本拠を置くNGO「社会サービスと人権における児童と女性」(CWISH)に勤める児童保護官プラディープ・ドンゴルさんは、市内に多数構えている事務所のうちのひとつから緊急連絡を受けた。

 

その事務所に急行したドンゴルさんが目にしたのは、CWISHのスタッフが保護した11才の少女だった。彼女の目は落ちくぼみ、両手は痣(あざ)だらけで、頭は所々で髪の毛が抜け落ちていた。

│パキスタン│紛争地の子どもたち

【国連IPS=スデシュナ・チョウドリ】

 

マララ・ユサフザイ(16歳)さんと、ムハンマド・カシム(23歳)さんには多くの共通点がある。いずれも、長年過激主義とテロが蔓延ってきたパキスタンの最辺境地(ユスフザイさんは北西部のスワット渓谷、カシムさんは北部パンジャブ州チャクワル)の出身者だ。

 

ユスフザイさんは、女子教育を否定するタリバンの圧力に屈することなく、公然と教育の権利を追及した。カシムさんも、ユスフザイさんのように自身が教育を受ける権利を追及するとともに、村の少女らにも教育を受けさせようと、友人らと寄付を募り、村に女子中学校を建設した。

│バングラデシュ│子ども時代を奪う「幼年婚」と闘う少女たち

【ロンプールINPS=ナイムル・ハク】

 

シリン・アクタルさん(18歳)の両親が彼女の結婚を決めた時、彼女はまだ13歳だった。

 

バングラデシュ北部ロンプール管区の貧しく保守的な家庭で長女として育ち、教育や就労機会に恵まれないシリンさんにはほとんど選択の余地はなく、31歳になる従兄弟と結婚するのは、貧困から脱け出す最善の選択のように思われた。

 

柔らかな語り口のシリンさんは、IPSの取材に対して、両親からは結婚について何の相談もなかった、と語った。父親には定職がなく、家族には持ち家もなかった。両親にとって、比較的裕福な実業家からの求婚依頼を受け入れることが、娘にとって明らかに最良の選択肢に思えた。

|チュニジア|アラブの春は女性たちに異なる果実をもたらした

 

【チュニスIPS=ルイス・シャーウッド】

 

チュニジアの人々は、2011年1月のジャスミン革命で長年同国に君臨してきた独裁者ザイン・アル=アービディーン・ベン・アリーを追放し、やっとの思いで新たな自由を勝ち取った。しかし、革命後の社会は、伝統的な世俗主義と新たに台頭してきた政治的イスラム主義がせめぎ合う緊張を孕んだ過渡期にあり、このことは自由に関する女性の認識の違いにも現れている。つまり、イスラム教の慣習を実践できる「自由」を喜ぶ女性たちがいる一方で、女性の権利が制限されるのではないかと危惧を深める女性たちもいるのである。

 

「私たちは、チュニジアのアラブ系イスラム教徒の女性として、前の2つの政権のもとで多くの利点を享受してきました。しかし革命以来、私たち女性の権利がどうなるのか心配しています。事態は流動的ですが、私たちはこれまでに勝ち取ってきた権利を諦めるつもりはありません。」とシンダ・ガージズさん(22歳)は語った。

|ケニア|ヤギの世話もできなかった少女、いまや人々の命を救う

【ナイロビIPS=ミリアム・ガシガー】

 

リフトバレー地区(ケニア北西部)キプシング平原に住むサンブル族のジェーン・メリワスは、9才の時、父親から何の役にも立たない人間だと思われていた。父に託されて世話をしていた9頭のヤギが、ある日彼女の目の前で、ハイエナに食べられてしまうという失態を演じたことがあるからだ。

 

しかしそのような彼女にも、年長者の第二、第三、或いは第四夫人になり、かつてハイエナに食われたより多くの羊を父親のために手に入れることで、名誉挽回を果たすという道は残されていた。

│シエラレオネ│児童人身売買でストリートチルドレン増加

【フリータウンIPS=トミー・トレンチャード】

 

12才になるカイタは、シエラレオーネの首都フリータウンの街頭で、ぼろぼろになった鉄のレールの上に座り、静まり返った通りを行き交うバイクを友達と眺めていた。すでに真夜中を過ぎており、戸口の前や歩道のあちらこちらに、動きを止めた人たちが眠りについている。カイタは、もうこんな暮らしを6年も続けている。

 

カイタは、学校へ行けるという話を信じて、親元を離れて街に出てきたものの、結局は路上で生活することになってしまった数千人におよぶシエラレオネの子供たちの中の一人にすぎない。

安産のカギを握る熟達した助産師

 

【国連IPS=ジョアン・エラキット】

 

話はこうだ。たったいま出産を終えたばかりの若い母親が、薄暗い明かりが灯っている部屋に横たわっている。その後1週間、母親は赤ちゃんを注意深く世話し続けるが、数日後に亡くなってしまうことを恐れて、赤ちゃんの名前を付けることを拒む―。

 

残念ながら、依然として世界の多くの女性が直面している現実はこういうものだ。毎年世界で1億3500万件の出産があるが、そのうち、十分な質のケアが受けられるのはわずか1100万件に過ぎない。これは、貧富の格差というだけではなく、生死の格差でもある。

平和と戦争の種を持つ教科書

エルサレムIPS=ピエール・クロシェンドラー】

 

エルサレム旧市街にあるダル・エルエイタム・イスラム孤児院(イスラム基金が運営する中等学校)では、パレスチナの12年生たちが歴史の試験の準備をしている。教師たちの背後にある壁には、第二次インティファーダ(2000~05)で殺害された2人の「殉教者」の肖像画が掛けられている。

 

同じころ、テルアビブでは、ガザ地区との境界に接するユダヤ人集落エシュコル村から野外学習にきた6年生たちが、1948年5月14日にダヴィド・ベングリオン首相がイスラエル国家独立宣言を読み上げた「独立記念館」を見学している。

|カンボジア|疲労困憊してもマッサージ嬢らに休息なし

 

【プノンペンINPS=ミシェル・トルソン】

 

人口の3割以上が貧困線(一日当たりの所得が1ドル)以下の生活を送るこの東南アジアの国(人口1400万人)では、労働者は厳しい現実に直面している。正規雇用を見つけるのは難しく、多くの人々が、最低賃金の規定もなく労働法もほとんど遵守されない「インフォーマルセクター」での就労を余儀なくされている。

先日、高級スパのマッサージ嬢らが起こした労働争議をきっかけに、労働者の人権が最も侵害されやすい分野のひとつとみられている「娯楽産業」の実態に光があてられることになった。

教育に新しい地平を切り開く日本(ラメシュ・ジャウラ国際協力評議会会長)

 

【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】

 

私が5年前に日本を訪れて、。創価学会インタナショナル(SGIの首脳らと会った際、同団体による教育活動と、池田大作SGI会長が掲げる理念について学んだ。それは、「倫理的・精神的な裏付けを欠いた教育は、知識に対する態度をゆがめ、科学的な研究を制御不可能な危険な方向に走らせかねない」というものだった。

 
池田会長はインタビューの中で、「その典型的な例が核兵器の開発です。」と指摘した上で、「私が国境、宗派、イデオロギーの違いを超えて『対話』を重ね、人間と人間とを結ぶ『教育交流』に力を入れてきたのも、そうした理由からです。」と述べている。SGIは、一人ひとりの変革と社会貢献を通して平和や文化、教育を推進する、世界的な仏教徒のネットワークである。