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|オセアニア|「気候変動難民」発生の時代へ

【メルボルンIPS=スティーブン・デ・タルチンスキ】

「地球の友」オーストラリア支部のダミアン・ローソン氏によると、ツバルやキリバスでは、水面の上昇により海岸線付近の住民や作物への影響が出始めているという。また、海外援助など60団体からなるネットワーク「貧困を過去のものに」が7月に出した報告書では、キリバスの2つの村全体が、すでに移住を始めているという。

パプアニューギニアのカートレット諸島の島民2000人も、86km離れたブーゲンビルに避難する準備を進めている。

「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の試算によれば、今世紀末までに海水面が18~59cmも上昇する可能性がある。


8月19日から20日にかけてニウエで第39回太平洋諸島フォーラムが開催されたが、その直前に、オーストラリアのラッド首相とニュージーランドのクラーク首相に対して、100以上のNGOが連名で公開書簡を提出した。書簡では、両国が移民の受け入れ枠を拡大して、海水面上昇により島に住めなくなった人々を「気候変動難民」として受け入れることを求めている。

もっとも、書簡では、そうしたことよりも先に、両国が地球温暖効果ガスの排出抑制にまず努めることを要求している。世界のCO2排出に関して、オーストラリアは全体の1.2%を、ニュージーランドは0.1%をそれぞれ示している。

それだけ聞けばたいした量ではないが、1人当たりの排出量では、両国は世界のトップクラスに入っている。

「気候変動難民」の問題について報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan

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