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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER

|東欧|『発電所再稼動』か『ロシア依存』か、揺れる東欧諸国

【ブカレストIPS=クラウディア・シオバヌ】

ウクライナ経由のロシア産天然ガスの供給ストップは厳冬期の真っ只中、多くの中東欧諸国に打撃を与えている。特に、ガス供給の90%をロシアに依存しているブルガリアでは事態は深刻だ。企業・学校・病院の閉鎖に加え、殆どの交通機関や一般家庭で暖房が止まっている。 

深刻なガス不足を受けブルガリア政府は、ボボフ・ドル火力発電所の運転再開に迫られた。EU加盟を果たしたブルガリアは、環境汚染を引き起こす同火力発電所の稼動を停止していた。

環境問題への懸念もあるものの、現在ブルガリアの電力不足は危機的状況にある。ブルガリア国内からは閉鎖していたコズロドゥイ原子力発電所の操業再開を求める声が高まりつつある。欧州議会の保守派、欧州人民党(European People’s Party)の議員4名は8日、欧州委員会に対し同発電所の原子炉2基の再開へ向けた支持を求めた。

一方、ある程度自国での生産力があり、消費の僅か3分の1ほどをロシア産天然ガスに頼るルーマニアでもガス供給の減少が続き『国家的危機』に陥っている。

ロシアのウラジーミル・プーチン首相は8日、ルーマニア国営テレビ局記者に「ロシア政府はルーマニアに対しいつでも天然ガスの供給を始めることができる」と語った。しかし、ルーマニアのバセスク大統領はエネルギーに関してロシア依存からの脱却を訴え、(ロシアを迂回した)中央アジア産のガスを欧州に輸送する『ナブッコ・パイプライン』計画を推進している。

ロシア政府もトルコ・ブルガリア・セルビア・ハンガリーを経由して欧州にガスを送るパイプライン『サウス・ストリーム』計画を進めている。欧州諸国を襲う電力不足の問題について報告する。

翻訳/サマリー= IPS Japan 浅霧勝浩