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|ニカラグア|待ち構える自然災害

【マナグアIPS=ホセ・アダン・シルヴァ

 

過去10年足らずの間に、3回のハリケーンと25回の熱帯暴風雨に見舞われたニカラグアは、5月から始まる雨季を前に警戒を深めている。というのも、25年に亘るハリケーン研究と98パーセントの予測確率で知られるコロラド州立大学のウェイリアム・グレイ博士が、今年6-11月に北大西洋地域を4つの大型ハリケーンを含む15の熱帯暴風雨が襲うと予測しているからだ。

ニカラグアの市民防衛責任者マリオ・ペレス・カッサール大佐は、昨年同国北東部の大西洋自治区(RAAN)に壊滅的被害を与えたハリケーン・フェリックスと同規模(最大のカテゴリー5)のハリケーンが襲来する確率は高いとして、暴風雨、洪水災害に弱い996地域、市民50万人を対象とした避難/シェルター計画を作成中と語る。また、オルテガ大統領は、ハリケーン襲来を理由にRAANの地方選挙を延期する提案を行っている。

 
RAAN
では、ハリケーン・フェリックスの襲来で103人が死亡、330人が行方不明になった他、22万人が家を失った。被害総額は9億ドルに上る。プエルト・カベザスのノーマン・ベント牧師は、「復興は全く進んでおらず、依然ハリケーン直後のあり様だ。人々は食事にも事欠く状態だが、再び同じ被害に遭うのではないかと恐れ、米やバナナなどの栽培にも二の足を踏んでいる」と語っている。

ニカラグア国土研究所(INETER)も、地球温暖化の影響による雨季降水量の増加を予測しており、マナグア市当局は、水路の掃除、沈殿物の除去などを行っている。また、中央政府に対し、国際空港及び市センターの保護を要請した。首都マナグア周辺の森林伐採、山の切り崩しにより、土砂すべりの危険も高まっているからだ。

環境保護活動家で科学者のジェイミ・インサー氏は、「国土はこれまでになく破壊されており、自然災害に対し無防備状態だ」と語る。同氏によれば、森林バイオマスの60パーセントは失われ、水源の80パーセントは汚染されているという。ハリケーン災害に怯えるニカラグアについて報告する。(原文へ)

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩

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