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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|メキシコ|遺伝子組み換え問題で揺れるトウモロコシ発祥の地


【メキシコシティIPS=ディエゴ・セバジョス】

トウモロコシ発祥の地であるメキシコは、1999年の遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの実験栽培禁止令を解除した。この政府決定に活動家や農民は憤慨している。GM作物は多収穫性、除草剤や病気の耐性などを遺伝子操作により付加したもの。反対派は多国籍企業による市場の独占と、9,000年前からある在来種の多様性の危機を警告している。

GM
トウモロコシの実験栽培への投資を待ち望んでいたアグロバイオ・メキシコ代表のF.サラマンカ氏は「活動家は農民の保護を主張しているが、良識が勝利した。実験栽培は北部のみで許可され、多様な在来種が栽培されている南部では許可されないため、遺伝的多様性の保護は配慮されている」とIPSの取材に応じて語った。

|農業・アフリカ|「取り戻そう分かち合いの文化」ガスル・ムブル氏へのインタビュー

ナイロビIPS=テルナ・ギューズ】

 

アフリカの緑の革命(AGRA)は、ウェブサイト上で、アフリカの総体的食糧安全保障および生計は世界でも特異な悲劇的状態にあると述べている。同問題に取り組むAGRAプログラムは、本当にアフリカに適したアプローチなのだろうか。

同計画に異議を唱える人々は、同プログラムはアフリカの食糧生産の核をなす零細農家ではなく商業的農業に寄与するもので、作物の多様性、伝統的農業知識の喪失をもたらすと主張している。同問題について、ナイロビを拠とする文化エコロジー研究所のガスル・ムブル所長に聞いた。

│食料│栄養不良問題に特効薬なし

 

【ローマIPS=クリスティン・パリッツァ】

 

途上国では、毎年、5才未満の児童約500万人が栄養不良のために死亡している。しかし、食料援助は、栄養価の低い炭水化物からほぼ成っており、状況を改善するために必要な、バラエティに富んだ食事を提供することができていない。

人道援助団体「国境なき医師団」(MSF)は、そのため、食料安全保障を促進し、世界を飢餓から救う食料援助の質を改善することを求めている。しかし、栄養不良の問題に対する長期的な解決策を与えようとすれば、アフリカ政府が小規模農業に投資して、食料の自律をもたらす必要がある。

|ガーナ|届きそうで届かない米農家の市場参入

【アクラIPS=フランシス・コクツェ】

 

去年ガーナの首都アクラで米農家たちは外国からの米の輸入を許可し国内農家の生計を壊している政府に抗議のデモを行った。デモに積極的に参加している1人であるガーナ労働組合会議のGeneral Agricultural Worker’s Union(GAWU)副書記長Edward Kareweh氏は、米の規制緩和政策をガーナ政府に取らせた結果、国内米農家への補助金を廃止につながったとして世界銀行と国際通貨基金を非難している。

1980年代までは米農家だったKareweh氏はIPSのインタビューに応じ、政府が輸入米を許可した結果、米で生計を立ててきた北部地域の経済を圧迫している、と言う。

│女性│女性農民を想う

【ローマIPS=サビーナ・ザッカロ】

 

世界中で増加している女性農民の発言権を確保するという使命を背負って、新しい国際農業開発基金(IFAD)の代表が就任した。IFADには世界165ヶ国が加盟している。

代表に就いたのはナイジェリアのカナヨ・ヌワンゼ。パキスタン、ドイツ、イスラエル、ニジェール、インド出身の候補者を破って当選した。任期は4年。


IFAD
の専門家によると、世界的な統計は不十分だが、この10年間で女性農業労働者は3分の1増えたという。また、アフリカでは、小規模農家の3割ほどが女性によって運営され、食料全体の6~8割が女性によって産出されている。

|ブルキナファソ|記録的な豊作でも穀物不足

【ワガドゥグーIPS

 

ブルキナファソの市場では穀物が不足している。2008~2009年の大豊作が発表されるや否や、近隣諸国の業者がブルキナファソに殺到して買っていったからだと市場関係者はいう。

十分な降雨と政府からの補助金により、今期の穀物生産は420万トンに達し、71万7,000トンの余剰がでた。それでも価格が下がることはなく、上昇し続けている。いつもは輸入される穀物が、ガーナ、マリ、
コートジボワールなどに輸出されているためだと考えられる。

|開発|食糧サミット-懸念は示すも、具体案なし

 

【マドリードIPS=チトー・ドラゴ】

 

1月26、27両日に開催された国連とスペイン政府主催の『食糧安全保障に関するハイレベル会合(食料サミット)』には、100カ国の政府、市民団体、労組、民間企業、学界、国際機関、援助機関などが参加した。世界で飢餓に苦しむのは10億人。とりわけ南の開発途上国に集中している。会議ではこの問題について議論を深め、調整メカニズムを作り上げるために昨年6月のローマにおけるハイレベル会合以来の進展を振り返った。

会議は具体策を打ち出すことができず、宣言の中で、各国政府と国際機関に約束した援助の履行を要請するにとどまった。

|東アフリカ|魚の頭さえ手に入らない

 

【ジンジャ(ウガンダ)IPS=ワンビ・マイケル】

 

ビクトリア湖には、英国の植民地であった1950年代に、肉食のナイル・パーチが持ち込まれた。以来、在来生態系を破壊している。ウガンダ、ケニア、タンザニアはナイル・パーチを欧州に大量に輸出し、外貨獲得という意味ではコーヒー、綿花といった換金作物をしのぐほどである。例えばウガンダからは20か所の加工工場が年間3万トンを輸出し、1億5,000万ドルを稼いでいた。

│アルゼンチン│人権│地主による小農への嫌がらせが続く

 

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・バレンテ】

 

アルゼンチン北部のサンチアゴ・デルエステロ州で、小農に対する地主の嫌がらせに対抗して、新しい新聞が創刊された。

サンチアゴ・デルエステロ小農運動(MOCASE)が10月に創刊したこの新聞の題名は『El Ashupulitu』といい、先住民族のケチュア語で「地球に満たされて」を意味する。約4000部発行。MOCASEは約9000世帯の小農の権利擁護のために闘っている。


新聞では、水不足の問題や、土地からの追い出し、地主が派遣した民間警備業者・ヤクザ者や警察による不当逮捕などが報告されている。


非番の警官や武装した民間人は、農家に突然やってくる。そして、家人を殴ったり、物を盗んだり、農民たちを拘置所に引っ張っていったりするのである。


MOCASE
のリーダーであるエンジェル・ストラパッソンによると、この数ヶ月間地主からの攻撃が激しく、すでに50人以上の小農が不当逮捕されているという。

│アフガニスタン│深刻な飢餓が発生

【カブールIPS=アナンド・ゴパル】

 

11才のザヤイヌラーは、もし家にたくさんのお金を持って返ることができなかったら、今日もまたおばさんから叩かれてしまう、と言った。

いつものように彼は、人通りの多いカブールの街角で物乞いをする。上半身は裸で片腕はない。膨脹した腹からは、彼が栄養失調であることがうかがい知れる。「いつも食べ物がなくって、でも状況はどんどん悪くなってる」と彼は話す。


ザヤイヌラーのように飢えた人々がアフガン全土にいる。干ばつや通常より厳しい冬といった気候条件に加えて、食料危機の高騰、さらに悪化する治安状況など、さまざまな原因が複合的に重なっている。