www.facebook.com
www.twitter.com
www.linkedin.com
www.blogger.com
www.myspace.com
RSS Feeds
 
INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|人権|映画が明らかにするスリランカ内戦最後の数ヶ月

 

【ワシントンIPS=ナシーマ・ノール】

 

スリランカ国軍とタミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の2009年の内戦最終段階(1月~5月)を克明に記録したドキュメンタリー映画「スリランカのキリング・フィールド」が、7月15日、米議会において上映された。映画を紹介したトム・ラントス人権委員会のジェームズ・マクガバン下院議員は「(この記録は)人間の恐るべき最悪の側面を示す実例である」と語った。


ジャーナリストで映画監督のカラム・マクラエ氏(Callum Macrae)が制作したこのドキュメンタリー(50分)は、初め英国の「チャンネル4」で放映された。ヒューマン・ライツ・ウォッチアムネスティ・インターナショナル、国際危機グループ(ICG)、オープン・ソサエティ財団などが制作を支援した。

│ラテンアメリカ│正義への長く困難な道のり

 

【ニューヨークIPS=エリザベス・ウィットマン】

フレディ・ペセレッリをはじめとする法医人類学チームの仕事は、人間の骨をその他のもの靴とか衣服、IDカードなどから分類することだ。彼らが泥にまみれた骨を掘り出すのは、グアテマラのラベルバナ墓地である。ここには、1960年から96年にかけての内戦の間、無数の死体が放り込まれた。

2010年の映画「グラニート:独裁者の捕え方」(監督:パメラ・イエーツ、パコ・デオニス、ピーター・キノイ:下記映像資料参照)は、内戦時の人道に対する罪を裁くために奮闘するグアテマラ法医人類学財団の動きを追っている。特に焦点を当てているのは、1982年3月から83年8月まで軍事独裁者であったリオス・モントをスペインの法廷で人道に対する罪に問うことを目指す被害者らのたたかいだ。

|北朝鮮-中国|人妻として売られる脱北者達

【ソウルINPS=アン・ミヨン】


脱北して中国側の国境の街に逃れる北朝鮮人の数は増加しており、女性の数が男性を上回っている。「過去数年間で中国に脱北した北朝鮮人の数は約200,000人に及ぶがその7割を女性が占めている。」と自らも亡命経験があり現在は脱北した同胞の人権擁護にあたっているキム(Kim Tae Jin)氏は語った。

北朝鮮
の男性の場合、現地に不案内なことから警察当局に密告され北朝鮮に送還されるリスクが高いため脱北を躊躇するものが少なくない。キム氏は、「さらに、少ない仕事を中国人と競っても北朝鮮の男性にほとんど勝ち目がないのです。」と語った。

対照的に北朝鮮の女性たちは、若い者であれば、国境地帯の中国側農村で農夫の嫁として売られたり、より年配の者は、レストランやカラオケルームなどで働いている。「私たちは、脱北した北朝鮮女性の約80%が中国人男性に売られているとみています。彼女たちは、中国に越境後は、北朝鮮への強制送還を恐れるあまり、どんなにひどい扱いをうけても声を潜め、命令に従う傾向にあるのです。」とキム氏は語った。

|セルビア|ムラジッチ逮捕で和解とEU加盟への期待が高まる

【ベオグラードIPS=ヴェスナ・パリッチ・ジモニッチ】

 

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ内戦時(1992年~95年)のセルビア人武装勢力司令官ラトコ・ムラジッチがセルビア国内で逮捕された。これを受けてスレブレニツァ女性協会のハジラ・カティッチ代表は、「夫や子供たちはどんなことをしても決して帰ってくるわけではありませんが、彼らの殺害を命じた人物がようやく裁きを受けるというニュースは、私たちにとって重要な知らせです。」と語った。

ムラジッチは、国連が創立したハーグに拠点を置く旧ユーゴスラビア戦争犯罪国際法廷(ICTYに、大量殺戮と戦争犯罪の罪で起訴されていた。起訴状によると、ムラジッチは、1995年にスレブレニツァで7500人のイスラム教徒の男性や少年が殺害された虐殺事件と、10,000人の犠牲者を出した3年半に及んだサラエボ包囲の責任を問われている。

│イタリア│ベルルスコーニ首相の女性だけでなく

 

【ローマIPS=サビーナ・ザッカロ】

 

イタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相の性スキャンダルに関連してセックスワーカーの存在が注目されているが、その影で人身売買の被害にあっている何万人という女性がいる。

2月17日、ミラノ地裁はベルルスコーニ首相の未成年売春婦買春疑惑等での公判開始を決定した(初公判は4月6日の予定)。検察当局は、ベルルスコーニ首相が昨年18歳未満のモロッコ国籍の少女カリマ・エル・マフルーグさんにお金を払って性交渉を行った容疑で捜査を進めている。

捜査対象の少女たちは合計14人に及んでおり、その多くが若い移民で、容疑によるとベルルスコーニ首相は彼女たちが暮らしていたミラノ郊外のアパート代を払っていたとされている。

│パレスチナ│映画│ある街の「非武装の勇気」

【ワシントンIPS=エレン・マッシー】

 

アイド・モラール氏は、一見ただの物静かな小柄な男に過ぎない。しかし、このまったく無名な男が、パレスチナの非暴力抵抗運動の顔になったのである。

モラール氏は、最近封切られた映画「バドラス」の主人公である。この映画は、イスラエルの設置する「セキュリティ」壁に対抗して、平和裏に抵抗運動を進めるヨルダン川西岸(ウエストバンク)バドラス村の人々を描いている。

ワシントンDCとエルサレムを拠点とするジャストビジョン(Just Vision)が制作した本作品には、次のようなシーンが力強く映し出されている:数十本のパレスチナ国旗をはためかせながら麓のイスラエル軍とブルドーザーに対峙するために岩だらけの丘を歩いて下ってくる村人達の姿、ブルドーザーで無残に掘り起こされ曲がりくねった根をさらけだして赤土に横たわる(おそらく太古からそこに育ってきたであろう)オリーブの木々、そして抗議者の様々な表情まだあどけない子供達の顔、あたかもこの地の生活と苦悩を顔に刻みこんだような、よく日焼けした皺だらけの老人の顔、しかしこの地に生きることに誇りを持ち、決してこの地を追い立てる迫害には屈しない固い決意と信念に満ちた表情

米国や欧州諸国による大量虐殺はどうなるのか!

 

【イスタンブールIDN=ファリード・マハディ】

 

米国によるアメリカインディアンの大量殺害やスペインによるラテンアメリカの先住民根絶、米国による日本への原子爆弾投下、米国によるヴェトナム、アフガニスタン、イラクでの戦争等、欧米諸国により行われた大規模な殺戮を、もしトルコ議会の外交委員会が、「大虐殺(Genocide)」とする決議をしたとしたらどういうことになるか、あなたは想像したことがあるだろうか?多分、そのような想像をしたことはないだろう。

│マーチン・ルーサー・キング・デー│人種関係に関する省察

 

【ワシントンIDN=アーネスト・コリア】

 

米国がマーチン・ルーサー・キング・デーを迎えようとする中、ひとりの重鎮上院議員の人種に関する発言が論争を巻き起こしている。

マーチン・ルーサー・キング・デーは、1986年に始められた。米議会でこの日の新設に関する決議が否決されたこともあったが、歌手のスティービー・ワンダーからの強力なプッシュや600万人の署名の力もあり、ようやく議会が認めたのである。日にちは、1月の第3月曜日と設定された。今年は1月18日である。

ところが、この日を前にして、米上院のハリー・リード院内総務(民主党)が、昨年の大統領選挙のさなか、オバマ候補に関して差別的な発言をしていたことが、『タイム』誌のマーク・ハルペリンと『ニューヨーク』誌のジョン・ハイルマンの新著『ゲーム・チェンジ』のなかで明らかになった。リード氏は、「ニグロ(黒人)なまりがなく」、「浅黒の」アフリカ系アメリカ人であることがオバマ候補の利点だと発言していたのである。

この発言は、オバマ氏の能力よりも人種的な特性だけを問題にしていること、いわゆる「N」ワードを用いている点などからして、きわめて不適切なものであった。

「世界共通の人権文化として定着させることが重要」(創価学会インタナショナル池田大作会長インタビュー)


【国連IPS=タリフ・ディーン】

 

世界人権宣言が国連で採択されて60周年を迎える今年、東京に本拠を置く創価学会インタナショナル(SGI)が、「人権教育に関する会議」の開催を呼びかけている。

SGIは、世界190カ国地域、1200万人以上の会員を擁する非政府組織で、提案の会議は市民社会を中心とすべきと訴える。



SGIの
池田大作会長は、従来人権問題は主に政府によって取り組まれてきたし、またそうあるべきだと認めながらも、「人権の尊重を政府レベルの議論にとどめるだけではいけない」と述べた。


「人々の現実生活に深く根差した世界共通の『人権文化』として定着させることが重要」と、世界平和を希求する仏法者で著作家でもある池田会長は語った。


会議開催に対する日本の政治的支援はあるかとの質問に対し、会長は次のように答えた。「この課題に関しては、日本やその他の国の政治的支援とともに、より一層深く、市民社会の役割に期待したいところです」


IPS
国連総局長の
タリフ・ディーンのインタビューに応えた池田会長は「この会議は、人権理事会で人権教育の問題を取り上げているいくつかの政府からの関心を得ています。もちろんそれは極めて歓迎すべきですが、あくまで、市民社会のイニシアチブに基づく会議という本質を損なわないようにすべきでしょう」と述べた。

|カンボジア|宗教の違いを超えた「人間の尊厳」重視のHIV陽性者支援とHIV/AIDS防止の試み

 

IPS HIV/AIDS研究事業現地取材からの抜粋】

 

Seedling of Hopeは、カトリック教会系の慈善団体で、一般市民やハイリスク集団に対してHIV/AIDSに関する啓蒙活動を行う一方、HIV/AIDS感染者に対しては、患者の自宅や入院先を訪問してカウンセリングを提供している。

また、
Seedling of Hopeでは独自のシェルター/ホスピスを擁しており、エイズ患者に対する精神/肉体両面にわたる支援を行っている。本稿では、人口の95%を仏教徒が占めるカンボジアにおいて、宗教の違いを超えた「人間の尊厳」に対する共感を信条に活動を展開している牧師から見た、HIV/AIDSの現状と課題を概説する。(以下、Jim Noonan神父への取材内容の抜粋)