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与党に厳しい目を向け、野党を育てるという姿勢 (石田尊昭尾崎行雄記念財団事務局長)

IPS東京=石田尊昭】

 

第23回参院院議員通常選挙の結果は、大方の予想どおり、自由民主党公明党の圧勝、そして民主党の惨敗でした。

現政権への支持と期待の現れという側面もありますが、それ以上に、野党に対する失望感が大きかった気がします。自公に投票した人の中には、「仕方なく」という消極的支持もあったのではないでしょうか。

しかし、健全な野党がなければ、政治も政策も、より良いものにはなっていきません。
与野党間に緊張があり、互いに政策を競い合う環境が必要です。

 
今のように「液状化」したままの野党では、ここまで強く大きくなった与党に対して緊張感を与えることは難しいかもしれません。かといって放置してよいはずもなく、やはりここは、私たち国民が現政権・与党に対して常に厳しい目を向け、声を上げていくことで、緊張を促すことが必要だと思います。

厳しい目を向ける、というのは、何でもかんでも批判したり、単に不支持を表明することではありません。政策の具体的内容や進め方に対して、「白紙委任」で「お任せ」するのではなく、良いものは良いと評価し、おかしいものはおかしいと評価する姿勢です。同時に、野党を、ただ「腐す」のではなく、「育てよう」とする姿勢も求められるでしょう。

野党は、そうした国民の声を、与党以上に真摯に汲み上げながら、単なる数合わせではない、理念と政策による再編を行なうことが求められます。それがあって初めて健全野党の第一歩が踏み出せるのかもしれません。

政権・与党に厳しい目を向け、かつ、野党を育てるという姿勢は、現政権を支持する人にも、支持しない人にも、共通して求められることだと思います。
 
 
日本の政党政治のあり方に失望しつつ、最期まで政党政治を諦めなかった尾崎行雄。民権闘争70年の末に出した答えは、政党間の健全な競争こそが政党を鍛え、政治・政策をより良いものにしていく、というものでした。そして、それを促すのは、ほかでもない「有権者自身である」と。

 

IPS Japan

 

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