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|米国-イラン|「悪の枢軸」から「新年おめでとう」へ

【ワシントンIPS=アリ・ガリブ】

 

イランの正月にあたる3月20日、オバマ米大統領はホワイトハウスの公式サイトでイランの国民と政府に新年のビデオ・メッセージを送り、「私たちが求めている将来を理解してもらいたい」と呼びかけた。

「人的交流を再開し、パートナーシップと通商の機会を増す将来、かつての不和を克服し、あなたやあなたの隣人そしてより広い世界が安全で平和に暮らすことのできる将来」だとした。

 
イランを「悪の枢軸」のひとつに挙げたブッシュ前大統領や他の強硬派の西側および中東指導者とは対照的である。


オバマ大統領はさらに「米国はイラン・イスラム共和国が国際社会の中で本来あるべき場所にあることを望む」と述べた。地域ならびに国際社会においてイランには果たすべき重要な役割があることを暗に認めたと言えよう。


来週には政権が命じた米政策の公式なレビューが完了する。核問題は対イラン政策において最も議論のある問題と捉えられている。米国とイスラエルのタカ派や強硬派はイランに対する軍事行動をこの10年間折に触れて求めてきた。しかしオバマ大統領は「このプロセスは脅しによっては進展しない」と新年の挨拶で述べている。


ハワイ大学の教授でイラン専門家のファリデ・ファルヒ氏は「オバマ大統領の姿勢は、あらゆる課題に取り組む外交と2国間の建設的な関係に専心するもの」と述べ、「イランの国民は好きだが、政府は嫌いだ」と繰り返したブッシュ政権との違いを評価している。


さらに注目すべき点としてオバマ大統領は「regime(政権、体制)」という言葉を使用していないばかりか、「イスラム共和国」という呼称に言及している。全米イラン・アメリカ協議会(NIAC)のトリタ・パルシ会長は「これは政権交代を求めていないことを示唆するものであり、オバマ大統領はイランの体制を認めている」と、「Iranian regime」と常に述べていた前政権との違いを指摘する。


ペルシャ語の字幕も付けられ、最後にはペルシャ語で新年の挨拶を述べたオバマ大統領のイランへのメッセージについて報告する。
 (原文へ
 
翻訳/サマリー=IPS Japan 浅霧勝浩



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