www.facebook.com
www.twitter.com
www.linkedin.com
www.blogger.com
www.myspace.com
RSS Feeds
 
INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER

イラン、ペルシャ湾3島の領有問題でバーレーンを批判

【テヘランIPS=キミア・サナティ】

7月9日、イランの主要日刊紙「カイハン」は、バーレーンがペルシャ湾に浮かぶ3つの島の領有を主張するアラブ首長国連邦(UAE)を支持していることを批判する評論を掲載した。同記事の執筆者シャリアトマダリ氏は、バーレーンを「イランの1州」と表現。「バーレーン世論は、祖国統一に前向きである」と主張している。

歴史を振り返ると、イラン王朝はバーレーンの領有を放棄し、英国との協定に従って元ペルシャの植民地であったバーレーンの独立を認め、その見返りとしてペルシャ湾3島の領有権を獲得したのだ。

しかし、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビアで構成される湾岸協力会議(GCCは、これら3島に対するUAEの領有権主張を支持している。シャリアトマダリ氏は、GCC加盟国政府と米国との緊密な関係を匂わせ、これが真の問題と主張しているのだ。

カイハン紙評論を巡る反響に、イランのモッタキ外相は7月13日バーレーンを訪問し、同国の主権を保証する旨確約した。しかし、イラン国内では、野党改革派だけでなく与党の強硬派もこの訪問を批判。アタブ通信は、ガンバリ国家安全保障/外交担当大臣の「政府は欧米には頑なであるのに対し、近隣の小国に対しては弱腰であると発言した」と伝えている。

イラン/バーレーン関係には、イラン革命後幾多の曲折があったが、特に1981年のシーア派クーデター、90年代のシーア派台頭から関係が思わしくない。テヘランのあるアナリストは、「バーレーンを支配するスンニ派は常に、イランが国内の反体制シーア派を支援していると批判している。しかし、国内のシーアは小数派であり、イラン寄りの考えは強くない。バーレーンには大規模な米国の軍事基地があるため、スンニ指導者はこの点でイランを警戒しているのだ。彼等は、イランと米国に何らの対立が生じれば、第一の標的になることを恐れているのだ」と語っている。ペルシャ湾3島の領有を巡るイランと湾岸協力会議加盟国との問題について報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan

関連記事:
ブッシュのイラク計画、対イラン戦争を煽る
ペルシャ湾岸諸国、イラン攻撃に反対
イスラム過激派が選挙で勢力を示す