|レバノン|政治的な津波がレバノンを走り抜ける

【ベイルートIPS=マリアン・スティグセット】
国際的な圧力の下、4月26日にシリア軍の撤退が完了したレバノンに、先週土曜日(5月7日)、キリスト教マロン派指導者で、反シリアの急先鋒ミシェル・アウン元将軍(70歳)が、14年ぶりに亡命先のフランスから帰国した。
(同元将軍は1991年、シリア軍の侵攻を受けて敗北、亡命を余儀なくされていた)シリアに対する一貫した反対姿勢でキリスト教徒のみならずイスラム教徒の根強い支持者をもつアウン氏の帰国は、2月14日のラフィーク・ハリリ元首相暗殺以降に形成されたレバノン国内の政治勢力地図を大きく塗り替えることが予想されている。(原文へ)
翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩
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