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|キューバ・中国|友好関係強化

【ハバナIPS=パトリシア・グロッグ

 

中国の胡錦濤主席は11月19日、2日間のキューバ訪問を終え、アジア太平洋経済協力サミット参加のためペルーへ向かった。同主席は、18日には病気療養中のフィデル・カストロ前大統領を見舞い、その様子はゴールデン・タイムのニュース番組で報道された。

ラウル・カストロ現首相は、来賓および300人の中国留学生の前で、1953年にウィーンで開催された社会・共産青年大会で習ったという毛沢東に捧げる歌を中国語で歌い、中国への謝意を表したという。(現在1,917人の中国人留学生が、キューバの大学でスペイン語、医学、看護、観光、心理学などを学んでいる)

 
両国首脳はは公式会談の後、キューバ産砂糖およびニッケルの輸入、キューバ港湾施設の改善、キューバのバイオテクノロジーへの投資などを含む数多くの合意に調印。また中国は、キューバの負債支払延期、病院改装のための7千万ドルの融資などで合意した。


キューバの共産党紙グランマは、同会議は両国共産党および政府間の友好関係を再確認すると共に今後の関係の更なる強化を約束するものと評価。また、胡錦濤主席を空港で見送ったラウル・カストロ首相は、毎回の事ながら、中国主席の訪問は今回も有意義なものであったとコメントした。(両国は1960年9月28日に外交関係の正常化を行っており、中国はベネズエラに次ぐキューバ第2の貿易相手国となっている。2007年の貿易は前年比23パーセント増の26億ドル)


胡錦濤主席の訪問に先立ち、10月後半にはブラジルのルラ大統領もキューバを訪れ、両国は石油戦略協定で合意した。11月にはロシアのメドヴェージェフ大統領もキューバ政府の要請により同国を訪れ、エネルギー、観光、鉱業への投資で話し合いを行う予定だ。また、10月末には、75人の政治犯投獄に抗議して2003年から外交を断絶していた欧州連合(EU)も政治対話を再開している。


キューバ政府は、11月13日のリオ・グループ参加承認に伴いラテンアメリカにおける地位強化にも乗り出している。ラウル・カストロ首相はルラ大統領の要請を受けて12月中旬にブラジルを公式訪問すると共に同国で開催されるラテンアメリカ・カリビアン・サミットに出席する予定だ。ベネズエラのチャベス大統領は、カラカスにおいて、カストロ首相は、ブラジル、中国、ロシアなどの国々から訪問を要請されているが、ベネズエラが最初の訪問先になるだろうと語った。しかし、キューバ政府からは同発言に対するコメントは出ていない。


米国のオバマ次期大統領もキューバ制裁の緩和を約束しており、キューバ外交は更なる展開を見せるだろう。活発化するキューバ外交について報告する。(原文へ


翻訳/サマリー=IPS Japan 浅霧勝浩


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