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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
ビルマで少数派ムスリムの民族浄化か?

【バンコクIPS=マルワーン・マカン-マルカール】

 

ミャンマー(ビルマ)西部で進行している宗派闘争を伝える様々な報道から、同国で従来から迫害を受けてきたイスラム教徒で少数民族のロヒンギャ族が直面している苦境が明らかになってきている。地域のある人権保護団体は、2006年当時、ミャンマーにおけるロヒンギャ族への迫害の様子を「じりじりと焼き殺すように進行している大量虐殺(slow-burning genocide)」と例えている。

当局の発表によると、6月14日までに、ビルマで近年最悪といわれる仏教徒のラカイン族とロヒンギャ族との間の衝突で、29人が死亡し(うち、16人がロヒンギャ族で13人がラカイン族)、3万人が家を追われている。また、2500軒以上の家屋に火が放たれ、9つの仏教寺院と7つのモスクが破壊された。

政治的奈落に落ちるネパール(シャストリ・ラマチャンダランIDN-InDepth News編集委員)

【ニューデリーIDN=シャストリ・ラマチャンダラン】

 

ネパールで最初に死んだのは民主主義か、議会か、それとも憲法だろうか?憲法なしに選挙を行うことは可能だろうか?憲法が存在しないのに大統領が「憲法上の象徴元首」でいられるのだろうか?国会議員でなければならない首相が、議会(それが制憲議会と呼ばれていたとしても)がないのに首相職にとどまることができるのだろうか?

こららは、ネパールにおいて複数政党が行った民主主義に対する裏切りによって生み出された難問の一部である。ネパールの人々は、民主的な秩序を求めるこれまでの歩みの中で、何度も挫折や後退を経験しており、むしろこうした事態に慣れてきた経緯があるが、それでも、現在の政治空白は、ネパール史上最悪のものといってよいだろう。最初の失敗は60年前の王政復古であった(その後、国王がクーデターで議会を解散、政党を禁止し、国王に有利な間接民主制「パンチャヤット制」を施行した:IPSJ)。それから40年後の1990年、複数政党制が復活し、新憲法と初の暫定連立政権の下で、1991年には総選挙を実施された。

|アジア|拡大核抑止の危険性

【シドニーIDN=ニーナ・バンダリ】

 

今年4月には北朝鮮による長距離ロケット発射実験が失敗して間もなく、インドとパキスタンが相次いで核搭載可能な弾道ミサイルの発射実験を行った。そうした中、シドニーに本拠を置くローウィ国際政策研究所が、核軍縮を妨げているのはアジアの戦略的な不信にあるという報告書を発表した。

ローウィ研究所国際安全保障プログラムのディレクターであり、『疑念を解く(Disarming Doubt):東アジアにおける拡大核抑止の将来』と題した報告書の主編者でもあるローリー・メドカルフ氏は、「アジア地域の核軍縮はこの戦略的な不信のために停滞している。」と論じている。

チベット人が焼身自殺しても誰も気にかけない(R.S.カルハ前駐イラクインド特命全権大使)

【ニューデリーIDN= R.S.カルハ】

 

27才の若きチベット人ジャンフェル・エシ(Jamphel Yeshi)が、中国の胡錦濤国家主席のインド訪問に抗議して、3月26日に焼身自殺を図ったとき、多くの人々がこの「忘れ去られた人々」に降りかかった悲しい運命について思いを巡らさざるを得なかった。

チベットに生まれインドで育ったエシは、「チベット青年組織」の活動家であった。彼は遺書に「チベットの人々がこの21世紀において自らに火を放つのは、世界にその苦しみを伝えんがためである。」と書き残している。

エシはこの意味では独りではない。中国国内で焼身自殺を遂げたチベット人はすでに30人を超えている。しかし、世界は彼らの悲痛な訴えに耳を傾けているだろうか?

|パキスタン|自爆テロ犯は天国ではなく地獄に落ちる

Mourners attend the funeral procession of a suicide bomber in Pakistan. But such killers are denied last rites. Credit: Ashfaq Yusufzai/IPS【ペシャワールINPS=アシュファク・ユスフザイ】

自爆テロ犯はイスラム教の名の下に犯行をおこなっている――しかし聖職者たちは自らや他人の命を奪う行為はイスラムの教えによるもではないとして、自爆テロ犯に対しては最後の儀式(埋葬の儀式)さえ行うことを拒否している。

パキスタンのイスラム法学者達は、「自爆テロ犯の行動は、アラーの神の怒りを買うものであり、彼らは天国にではなくむしろ無限地獄に落ちることになる」との見解を述べている。

不確実な将来に直面するアフガニスタン(レト・ストッカー赤十字国際委員会カブール代表部首席代表)

【カブールIDN=レト・ストッカー】Reto Stocker

 

アフガニスタでは多くの国民が、「故郷を離れたい」と漏らします。紛争に明け暮れたこの10年間の中でいったい何が改善されたのか、彼らの目にはよく見えないのです。たしかにインフラや通信の分野をはじめとして、この間に環境が向上したものは少なくありません。

しかし大半の国民にとって、祖国は依然として戦争状態にあり、事態が好転する兆しは見えてこないのです。従って、今日のアフガニスタン社会全体を見渡せば、「絶望的な気分が漂っている」と言わざるを得ない状況です。
 
また最近は、医師が治療をしようとしても邪魔されるケースをよく耳にするようになりました。敵対する派閥に属する患者が治療されることを望まない軍閥からの横やりによるものです。しかし、このような行為は、全ての負傷者・病人に安全で時宜にかなった医療を提供するという私たちの活動の根幹を脅かすものです。

│キルギス│花嫁誘拐禁止法、一夫多妻主義者の妨害で否決

【ビシケクIPS=クリス・リックルトン】

 

女性を誘拐して花嫁にしてしまう違法行為を抑えるための法案(イスラム婚姻法案)がキルギス国会に提出されていたが、1月26日に行われた採決で否決されてしまった。

ある国会議員は、同法案が支持されなかった理由として、「法案に含まれている条項が、表面的には違法でありながら暗黙の内に許容されてきた一夫多妻婚を取り締まる手段となりかねない」という危惧があったとしている。

│印パ関係│歴史的敵対関係を癒す食

【カラチIPS=ゾフィーン・イブラヒム】Poppy Agha, Pakistani chef on the 'Foodistan' reality TV show. Credit: NDTV

 

もし人間の心をつかむのが胃袋を通じてであるならば、インドとパキスタンとの間の平和への道は、食文化の共通性の中に眠っているかもしれない。

パキスタンの著名なシェフ、ポピー・アガ(Poppy Agha)さんもそのような体験をした一人である。「インドのシェフが、オクラのケバブとビリヤーニ、そしてデザートにフィルニを出してきたときには、それまでインドに抱いていた不安や疑念が心の中で溶けていくのを感じました。」

アガさんは、食のリアリティー番組出演のために来訪していたニューデリーでIPSの取材に応じ、「私はとても愛国主義的な家庭に生まれ育ったので、インドに対しては、パキスタン特有の紋切り型な考え方を持っていました。でも、そういう考えは完全に変わってしまったのです。」と語った。

パキスタン
でプロの調理師養成学校を経営しているアガさんはさらに続けて、「愛国的なパキスタン人であることを示すために、インド人を悪く考える必要などないのです。」と語った。

│アフガニスタン│厳しい政治的困難に直面する鉄道網

【ハイラタンIPS=レベッカ・ミュレー】

 

先月、ウズベキスタンからアフガニスタン国境の町ハイラタン(1980年代初頭にソ連が貨物ターミナルを建設)を結ぶ、「友好の橋」を最初の貨物列車が渡り、マザリシャリフに向けて新たに敷設された75kmの線路を走った。


米国とパキスタンの関係が急速に悪化する中、中央アジアの北部補給ネットワーク(NDN:ラトヴィア、アゼルバイジャン、グルジア、カザフスタン、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンで構成されるアフガン支援輸送ネットワーク:IPSJ)とアフガニスタンを結ぶ北部ルートの重要性が高まっている。

12月26日に起こった北大西洋条約機構(NATO主導の国際治安支援部隊(ISAF)によるパキスタン検問所の誤爆事件以降、パキスタン政府はアフガニスタンに続くパキスタン国境の2つの主要な交通路(北西部カイバル地区トルカムと南西部バルチスタン州スピンボルダックの国境検問所)をNATOISAFの輸送トラックに対して閉ざしている。

|北東アジア|変化が望まれる対北朝鮮政策

【東京IDN=浅霧勝浩】

 

「平壌ウォッチャー」たちが朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)内部の新権力構造の分析に気を取られ、主要メディアが金正日総書記の葬式にばかり注目する中、この国の恐るべき人権状況に目を向ける人はほとんどいない。

平壌ウォッチャーと海外諜報部門のジレンマは、金正日総書記の死を察知することができなかったということによく現れている。そのぐらい、「鉄のカーテン」に覆われた北朝鮮国内で何が起こっているのかはほとんど知られていないのである。