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|キューバ|嵐に慣れるしか選択肢はない

【ハバナIPS=パトリシア・グロッグ】

 

最新の公式推計によると、グスタフ、アイク、パロマと3つのハリケーンが3カ月足らずでキューバに総額100億ドルの被害を引き起こし、キューバの住宅の脆弱性が明らかになった。「気候変動の結果、ハリケーンが強大化し、我々には慣れるしか選択肢はない」と、8日にハリケーン・パロマの被害を受けた中東部を視察したラウル・カストロ国家評議会議長は語った。

ハリケーンの強風、豪雨、高波で、沿岸部の町では多くの人々が家を失った。ハリケーン・パロマによる被害はテレビ放映されたが、1932年に3,000人の命を奪ったキューバ史上最悪のハリケーン9号から76年目という日の直後の放映だった。だが今回は住民の避難は迅速に行われた。

 
カストロ議長は地元の人々に、できるだけ早く家を同じ地域に、けれども海からは離れた場所に再建するといい、被害の保障を約束した。議長はキューバにはハリケーンと「共存」していく用意が必要だとし、「手段を尽くして対処していく」と述べた。


キューバ共産党の機関紙「グランマ」は12日に、グスタフの被害額は20億7,000万ドル、アイクは72億7、000万ドルだったと報じ、カストロ議長はパロマも合わせて総額100億ドルだと語った。


市民防衛システムが運営する、国際的に高い評価を受けているキューバの災害防止システムが人的被害を最小限に食い止めたが、物的損害は甚大であり、キューバですでに差し迫った問題となっていた住宅不足がさらに悪化した。


専門家は、気候の変化、粗悪な建築資材、定期整備が行われていないインフラ、海に近い住宅地などの問題が重なって、ハリケーンの被害を受けやすくなっているという。ハリケーン被害後に、キューバ住宅研究所は、わらぶき屋根、木造あるいはタイル屋根の家は壊れやすく、強化コンクリートの屋根だけが強風に耐えられると報告した。


カストロ議長は「建材産業の基礎を築き、国内のすべての家の屋根を強化していく」と言明した。今年初めにキューバの住宅不足は60万棟に及んでいた。2005年の計画では年間10万棟の建設が予定されていたが、実際には半数しか実現していない。


キューバのハリケーンによる被害について報告する。(原文へ


翻訳/サマリ=IPS Japan浅霧勝浩


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