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INPS JAPAN   IDN-InDepthNews - UN INSIDER
|軍縮|核廃絶への長くゆっくりとした歩み

【ベルリンIDN=ジャムシェド・バルアー】

 

「私たちは核兵器のない世界を望む」世界の民衆の8割以上が、ある新しい報告書の執筆者に示した圧倒的な希望がこれである。しかし、事態をよく見てみれば、核兵器を削減し拡散を止めるという意味では、ほんのわずかのことがゆっくりと起こっているに過ぎない。これは、核科学者達にとっても深刻に憂慮すべき事態なのである。

核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN
は、1月16日に発表した報告書で、ラテンアメリカ・カリブ海地域とアフリカのすべての国々、アジア・太平洋、中東のほとんどの国々が、核兵器を禁止する条約を支持していると明らかにしている。しかし、欧州や北米、とりわけ北大西洋条約機構(NATOの核同盟諸国では、核兵器禁止への支持は弱い。

核兵器廃絶のための「連帯」と「意志」(寺崎広嗣SGI平和運動局長)

【東京IDN=寺崎広嗣

 

去る1126日、国際赤十字・赤新月運動の代表者会議において、核兵器廃絶に関する決議案が採択された。これは、核兵器廃絶のために取り組む市民社会を勇気づける出来事であった。SGIとしても、赤十字・赤新月運動の決議に、心からの敬意と歓迎の意を表したい。 

1945
年に広島に原爆が投下されて以来、国際赤十字・赤新月運動が、核兵器の廃絶のために多大な尽力をされてきたことは広く知られた事実である。近年では、20104月の赤十字国際委員会のヤコブ・ケレンベルガー総裁のジュネーブ外交官団への声明と、201011月広島でのノーベル平和賞受賞者サミットでの国際赤十字・赤新月社連盟の近衛忠煇会長による声明はともに、核兵器廃絶への強い意思を表明するものであった。

軍縮の美辞麗句の裏で優先される核兵器近代化の動き

 

【ベルリンIDN=ラメシュ・ジャウラ】

 

スタンレー・キューブリック監督の映画『博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』で描かれている異常な状況を連想させるかのように、核保有国の中で核兵器のない未来について積極的に熟考している国はない。それどころか、この恐るべき兵器を使用する可能性が大きくなっている、と新たに発表された報告書は述べている。

同報告書は、この気がかりな世界的傾向について、「米露間で締結された新戦略兵器削減条約(新START:2011年5月発効)は、おそらくこの20年で最も成果のあった軍縮管理の枠組みと見られているが、条約の中身に関しては米露両国の間にかなりの認識の隔たりがあることから、必ずしも両国が保有する核兵器が大幅に削減されるという結果には結びつかないだろう。」と指摘している。

|労働|世界中で、労働者たちはまともな仕事を要求している

Thousands of trade unionists march in Barcelona on Oct. 6. Credit: UGT de Catalunya

【ワシントンIPS=特派員】

 

現代英語の単語「Economy(=経済)」は、ギリシャ語の「Oikonomia(=家庭のための資源の管理)」に由来している。

しかし皮肉なことに、政府の財政削減と緊縮政策により一般家庭が厳しい局面に追い込まれている今日のギリシャでは、数千の失業者が反政府抗議活動に街を埋め尽くすなど、現在の経済体制に対する不満が高まっている。

経済情勢悪化で移民への見方厳しく(IPS年次会合2011)

IPS

【ヘルシンキIPS=ルナス・アタラー】

 

「経済危機以降、移民はますます人種差別と外国人迫害にさらされるようになってきています。」そう語るのは、国連総会のナシル・アブドルアジズ・アルナセル議長である。13日にヘルシンキで開かれた移民とコミュニケーションに関する会議でのことだ。

国際移住機関(IOM
フィンランド外務省インター・プレス・サービス(IPSが共催した情報の流れと対話のバランス配分に関する会議で発言したナセル氏は、移民に関する議論の力点をどう変えるか考えるためには、「事実を見つめ、根拠のない社会通念(Myth)を終わらせる必要があります。今日、南北移民とともに多いのが南南移民です。ほとんどの移住は、近隣諸国や同一地域内での短距離で起こっているのです。」と語った。

南から北への移民の流れに対する嫌悪感が増す状況下、アルナセル氏は、「アラブ・湾岸諸国では、労働力人口の半分以上を移民が占めています。彼らは出身国の家族に対して送金しますが、2010年にはその総額が約3250億ドルにものぼりました。この数年間送金にかかる手数料が安くなってきているので、多くの家族が貧困から救われているのです。」と語った。

社会変化を引き起こす都市暴動

 

【シカゴIDN=キーアンガ=ヤマタ・テイラー】

 

ロンドンを初めとして英国中を席巻している都市暴動は、カイロからリスボン、サンチアゴからマディソンまでを覆っている世界的な蜂起の一部分であり、すでに弱められていた公的部門の最後の部分を破壊しようという新自由主義に対して立ち上がったものである。

ロンドンの蜂起は、公的部門縮減の悪影響が有色人種の若者にいかに不平等に降りかかってくるかを示している。あらゆる立場の政治家が暴動参加者を犯罪者呼ばわりし、メディアが略奪と混乱を描く中で問われなければならないことは、「なぜ彼らは自分たちのコミュニティを焼き打つのだろうか?」ということだ。

貧困国が難民受け入れ負担の大半を負っている(アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官)

 

【ナイロビIDN=ジェローム・ムワンダ】

 

世界の先進各国は、ことある毎に、途上国からの移民がそうでなくとも堅調でない自国の経済に負担になっていると不平を漏らすが、この度国連は、そうした先進国のステレオタイプを覆す報告書を公表した。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR
は、「世界難民デー」にあたる先月20日、「2010年世界の動向レポート」を発表し、難民受け入れの負担を受けているのは、富裕国ではなく、難民の絶対数からも、また、ホスト国の経済規模から見ても、圧倒的に貧困国(全世界の難民の8割が居住)である実態を明らかにした。

「復興へ創造的応戦を」(池田大作創価学会インタナショナル会長)

IPS コラム=池田大作】Dr. Daisaku Ikeda/ Seikyo Shimbun

 

人間の心は、妙なる力を秘めている。それは、いかなる絶望からも、「希望」を生み出す力である。最悪の悲劇からさえも蘇生し、「価値」を創造する力である。3月11日に東日本を襲った大震災においても例外ではない。

大地震・大津波の発生後、世界中の方々から、ありとあらゆる形で励ましのお見舞い、真心あふれる救援、支援をいただいた。私たち日本人は、この恩義を決して忘れることなく、道は遠くとも、未来を見つめて、復興への歩みを断固として進めていきたい。それが、世界の皆様から寄せていただいた無量の善意への御恩返しと確信するからだ。

歴史家アーノルド・トインビー博士は、「挑戦と応戦」という法則を強調されていた。

「文明というものは、つぎつぎに間断なく襲いきたる挑戦に対応することに成功することによって誕生し、成長するものである」

|国連|逆境に立ち向かう国連平和維持部隊

 

【ジュネーブIDN=リチャード・ジョンソン】

 

国連平和維持活動局(DPKO)によると、約8万5000人の軍人、1万4000人以上の警察官、5700人の国際機関文民職員、及び1万3700人の各国文民職員が、4大陸における計15の国連平和維持活動に従事している。

国連は平和維持活動を「紛争で引き裂かれた国々に永続的な平和をもたらすための諸条件を創出する手助けを行う国連活動」と定義している。国連平和維持部隊の兵士は、淡い青色のベレーやヘルメットを着用していることからしばしば「ブルーヘルメット」と呼ばれるが、紛争後における和平プロセスを監視すると同時に、かつての紛争当事者たちが和平合意内容を履行する支援を行っている。このような支援内容は、信頼醸成、政権協定の仲介、選挙支援、法の支配の強化、経済・社会開発など多岐にわたっている。

しかし、国連平和維持活動は決して順風満帆な歴史を歩んできたのではない。1948年の開始以来、120カ国から参加した2900人以上に及ぶ軍人・警察官、文民職員が任務遂行中に襲撃や事故、病気などで命を落としてきた。

国連安全保障理事会
は、1997年7月、第2代国連事務総長(コンゴへの平和維持活動のため訪問の途上に航空機墜落事故で殉職)にちなんで、ダグ・ハマーショルド・メダルを創設し、殉職者(当時85カ国から1500名以上)に対する顕彰を行ってきた。

拡大を続ける都市にはより良い解決策がある

【ベルリンIPS=ピーター・ディーゼラース】

第8回主要都市世界大会が、国連関連機関、都市問題専門家、世界の首都・主要都市の市長を一堂に会して先週、ドイツのベルリンで開催された。

そこでは無秩序に拡大を続ける都市化現象(スラムの拡大、貧困、貧富の格差、社会問題を引き起こす原因)を脅威と捉える悲観論が市長達の間で大勢を占めたが、一方で、都市の持つ利点やスラムに生活する女性の役割に着目して積極的に貧困・社会問題を解決していく方策などが議論された。世界の都市人口は1日約18万人のペースで拡大し続ける一方、9億人にのぼるスラム居住者は都市住民全体の1割(アフリカでは7割)を占めている。同大会で議論された都市化問題の背景と今後の対策を巡る諸議論を報告する。原文へ

翻訳/サマリー=IPS Japan浅霧勝浩