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WAMアラブ通信

|シリア|「ブラヒミ特別代表には全ての関係者が支援を差し伸べるべき」とUAE紙

【アブダビWAM

 

「シリア内戦は、政府軍、反乱軍双方が決定的な勝利を収められない中、泥沼状態が続いている。こうした極限状態の中、数十万人のシリア国民がやむを得ず故郷を逃れて難民生活を余儀なくされており(シリア国内の避難民は150万人以上、トルコやレバノンなど周辺国に逃れた難民も28万人以上:IPSJ)、シリアをとりまく混迷はますます深まっている。」とアラブ首長国連邦の(UAE)の英字日刊紙が報じた。

「だからこそ、ラクダール・ブラヒミ国連・アラブ連盟シリア担当合同特別代表(元アルジェリア外相)の役割が極めて重要なのである。ブラヒミ氏は、和平合意内容を遵守しようとしないシリア政府に憤慨して辞任したコフィ・アナン前国連事務総長に代わり2週間前(9月1日付で)同特別代表職に就任した。」とガルフ・ニュースは9月17日付の論説の中で報じた。

ブラヒミ氏は、自身の任務について「ほとんど不可能に近いもの」と語っており、15日のバシャール・アル・アサド大統領との会談後には、「危機は深まっており、シリアの人々、周辺地域、そして国際社会にとって脅威となっている。」と付け加えた。

 
これまで18ヶ月に及ぶ内戦で27,000人が殺害されている。「アサド大統領と一時間会談したところで、問題解決を図ることはできないだろう。従って、ブラヒミ特別代表は、現状よりもより具体的な和平提案を考える必要がある。交渉の行方はアサド大統領に自身の退任を納得させることができるかどうかにかかっているが、簡単にはいかないだろう。アサド大統領は、国民を殺害することで政権を維持していけると確信しているように思われる。アサド大統領は自身が政権を追われることになるという兆候を自身で確信しない限り、自発的に身を引こうとはしないだろう。」と同紙は報じた。

「一方、反政府諸勢力は、シリア国民に対してそれぞれの派閥が示してきた首尾一貫しない政治公約の内容を整理し、より平和共存に向けた新シリア建設に多方面の人々が参画できるものに変えていく必要がある。中でも、現政権の主要ポストを占めてきたアラウィ派を排除するのではなく、迎え入れなければならない。政府側、反政府側双方に対して、共に協力し合っていかなければならないと説得することは至難の技であるが、これこそがブラヒミ氏に託された使命なのである。従って、『全ての関係者が同じ方向で協力する場合のみ実効性がある』と訴えているブラヒミ氏には、シリア制裁を巡って分裂している国連安保理をはじめ全ての関係者からの支援が必要なのである。」とガルフ・ニュース紙は結論づけた。(原文へ

翻訳=IPS Japan

 

 

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