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WAMアラブ通信

|リビア|「米国領事館への攻撃事件は嘆くべきこと」とUAE紙

【アブダビWAM

 

アラブ首長国連邦(UAE)の主要英字紙が、クリストファー・スティーブンス大使を含む4名の米国人が殺害されたベンガジの米国領事館襲撃を嘆く論説を報じた。

クリストファー・スティーブンス大使並びに3名の領事館員が、武装した暴徒がベンガジの米国領事館を襲撃した際に死亡したのは悲劇である。暴徒たちは、米国で制作されたアマチュアフィルムが預言者ムハンマドを冒涜したものだとして、領事館に火を放った。」とガルフ・ニュースは9月13日付の論説の中で報じた。

世界各地における米国務省職員の活動は、米国人が一個人として国内で行っている(或いは行っていない)かもしれないことと無関係である。そして、米国内におけるイスラム教徒を敵視する偏見やプロパガンダに対抗していく正しい手段は、米国内の司法手続きを経て法廷で戦うことである。「もし問題のビデオがイスラム教徒の感情を刺激する意図をもって制作されているとしたら、明らかに間違っている。しかしそれが誤りだとしても、米国の領事館を襲う行為も間違ったものであり、なんの解決策にもならない。」と同紙は付け加えた。

 
一方、カリージ・タイムズ紙は、この事件について論説の中で、「リビアは無秩序が支配する混乱期にある。カリフォルニア州を拠点としたイスラエル人映画製作者が作成した冒涜的な作品を巡って米国政府の代理人が殺害されたのは不幸な出来事であった。しかし、米国政府はこの事件に客観的に向き合い、民衆が憤慨している原因を調査しなければならない。重要なことは、政治が介入したりこのような問題を巡って特定の側に肩入れするようなことがあってはならないということである。また今回の事態を誘発した者や暴力に加担した者たちの責任は追求されるべきである。」と報じた。

ナショナル紙は、「リビア米領事館襲撃事件後、双方の過激主義と戦うべき」と題した13日付論説の中で、「(大使らを殺害した)卑劣な連中が影響力を及ぼすことになったのは不幸な事実だ。米国政府はスティーブンス大使並びに3名の領事館員の命が失われたものの、ベンガジで発生したこの挑発に過剰反応することを避ける責任がある。」

双方において過激主義が台頭すれば、その状況から利益を得るのは過激派のみで、敗者は、文化間の平和的な相互理解を志向する人々、ということになってしまう。

「成熟した思慮深い大統領候補ならば、今回の事件に対して自制した行動をとるだろう。はたしてそうした候補がどの程度いるか、今後の展開から明らかになるだろう。」とナショナル紙は報じた。(原文へ

翻訳=IPS Japan

 

 

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