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- 1. 仏教指導者が核兵器なき安全保障の実現を呼びかける
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリン/東京IDN=ラメシュ・ジャウラ】 核軍縮支持者で著名な仏教哲学者が、「誰もが尊厳をもって安心して生きられる持続可能な地球社会を築く」ための4つの重要なイニシアチブを提言した。イニシアチブは以下の主要項目(①核兵器禁止条約に対する支持構築、②多国間の核軍縮交渉、③気候変動と防災、④戦争や自然災害などによって日常を奪われた子どもたちの教育)を網羅している。 これらのイニシアチブは、創価学会インタナショナル(SGI)の池田大作会長による2020年平和提言に詳述されている。「人類共生の時代へ 建設の鼓動」と題する今年の平和提言は、池田会長が1983年に平和提言の発表を始めてから38回目にあたるもので、原文の日本語版は、創価学会の創立90周年とSGI発足45周年を記念して1月26日に発表された。 ...
- 作成日 2020年2月21日
- 2. |視点|気候変動:人間中心の取り組み(池田大作創価学会インタナショナル会長)
- (日本)
- 【東京IDN=池田大作】 「最も多くの人が共有するものは、最も注意が払われにくい」とは、古代ギリシャの哲学者・アリストテレスの箴言である。 人間が陥りやすい心理を剔抉した言葉だが、現代においてその意識転換が特に急務となっているのは、地球温暖化の防止に向けた取り組みといえよう。 4年前、その国際的な枠組みとなる「パリ協定」が合意され、対策の強化が目指されるようになったものの、国連のアントニオ・グテーレス事務総長が人類の「生存の脅威」と警鐘を鳴らすように、“気候変動が我々の取り組みを上回るスピードで進んでいる”という状況が生じているからだ。 ...
- 作成日 2019年9月19日
- 3. |視点|憲政の父・尾崎行雄が説いた投票心得(石田尊昭尾崎行雄記念財団事務局長)
- (政治・紛争・平和)
- 【東京IDN=石田尊昭】 尾崎行雄は、1890年の第1回総選挙から第25回まで連続当選し、衆議院議員を60年以上にわたり務めました。この当選回数と在職期間は、日本の議会史上、まだ誰にも破られていない偉大な記録です。 しかし、それは「尾崎が打ち立てた」というより、「有権者が打ち立てた」記録です。 国の存続・繁栄と国民の幸福のために立憲政治を命懸けで実現させようとした政治家・尾崎の生き方は、未来に大いに語り継ぐべきものだと思います。と同時に、地元に直接的な利益をもたらさなかった尾崎を、「国のために」という思いで国会に送り続けた当時の有権者の姿も忘れてはいけません。 ...
- 作成日 2019年9月14日
- 4. |視点|憲政の父・尾崎行雄が説いた投票心得(石田尊昭尾崎行雄記念財団事務局長)
- (視点:論点)
- 【東京IDN=石田尊昭】 尾崎行雄は、1890年の第1回総選挙から第25回まで連続当選し、衆議院議員を60年以上にわたり務めました。この当選回数と在職期間は、日本の議会史上、まだ誰にも破られていない偉大な記録です。 しかし、それは「尾崎が打ち立てた」というより、「有権者が打ち立てた」記録です。 国の存続・繁栄と国民の幸福のために立憲政治を命懸けで実現させようとした政治家・尾崎の生き方は、未来に大いに語り継ぐべきものだと思います。と同時に、地元に直接的な利益をもたらさなかった尾崎を、「国のために」という思いで国会に送り続けた当時の有権者の姿も忘れてはいけません。 ...
- 作成日 2019年9月14日
- 5. 専門家らが朝鮮半島の平和の見通しを討議
- (政治・紛争・平和)
- 【東京IDN=浅霧勝浩】 朝鮮戦争(1950~53)における「戦闘行為と武力行使の完全停止」をもたらした休戦協定から66年が経過した。休戦協定の一年後、中国の周恩来首相兼外相は和平条約を提起したが、米国のジョン・フォスター・ダレス国務長官が拒否したため、朝鮮半島の最終的な平和解決は未だに成立していない。 休戦協定が署名されたことで、南北朝鮮の事実上の国境である非武装地帯(DMZ)が設定されて停戦が発効し、戦時捕虜の本国送還を終了した。非武装地帯は38度線に沿って置かれ、1953年の休戦協定発効以来、北朝鮮と韓国を分断している。 ...
- 作成日 2019年3月04日
- 6. |視点|気候変動とホモサピエンスの限界、そしてバイオマス・ショア構想(倉橋みどり東京大学大学院農学生命科特任准教授)
- (環境・資源・エネルギー)
- 【東京IDN=倉橋みどり】 今夏に体験した異常な暑さと世界各地で頻発した山火事は、記憶に新しい。世界中の多くの人々が「なんとなく空恐ろしいことが進行しつつある」と肌身で感じていることだろう。にもかかわらず、遅々として対応策が講じられずにいる。その理由は、一方で「地球温暖化を止める費用は効果に見合わない」と考えている人々が世界を動かしているからだ。 私たちは好むと好まざるとに関わらず同じ船の乗組員で、魚釣りをしながら航海している。どうやら船底に小さな穴があいてしまったようだが、魚釣りに夢中で、船底の小さな穴の事にはかまっていられない様子だ。 ...
- 作成日 2019年1月18日
- 7. |視点|気候変動とホモサピエンスの限界、そしてバイオマス・ショア構想(倉橋みどり東京大学大学院農学生命科特任准教授)
- (政治・紛争・平和)
- 【東京IDN=倉橋みどり】 今夏に体験した異常な暑さと世界各地で頻発した山火事は、記憶に新しい。世界中の多くの人々が「なんとなく空恐ろしいことが進行しつつある」と肌身で感じていることだろう。にもかかわらず、遅々として対応策が講じられずにいる。その理由は、一方で「地球温暖化を止める費用は効果に見合わない」と考えている人々が世界を動かしているからだ。 私たちは好むと好まざるとに関わらず同じ船の乗組員で、魚釣りをしながら航海している。どうやら船底に小さな穴があいてしまったようだが、魚釣りに夢中で、船底の小さな穴の事にはかまっていられない様子だ。 ...
- 作成日 2019年1月18日
- 8. |書評|セミパラチンスク核実験場の真実(アルマス・ディシュコフ元カザフスタン外務省外交官、筑波大学大学院博士後期課程)
- (政治・紛争・平和)
- 【東京IDN=アルマス・ディシュコフ】 本書はカザフスタンのアケルケ・スルタノヴァという新世代の学者によって書かれたものです。 多くの日本国民は、冷戦の歴史と、米国とソ連の二大国間の対立の歴史を知っています。また、これらの国が致命的な核兵器を造り、近代化するために絶えず努力し続けていることをよく認識しています。広島、長崎、第五福龍丸の悲しい物語で、核兵器の力がどれほど破壊的で危険なのかを世界に知らせました。 ...
- 作成日 2019年1月03日
- 9. |書評|セミパラチンスク核実験場の真実(アルマス・ディシュコフ元カザフスタン外務省外交官、筑波大学大学院博士後期課程)
- (視点:論点)
- 【東京IDN=アルマス・ディシュコフ】 本書はカザフスタンのアケルケ・スルタノヴァという新世代の学者によって書かれたものです。 多くの日本国民は、冷戦の歴史と、米国とソ連の二大国間の対立の歴史を知っています。また、これらの国が致命的な核兵器を造り、近代化するために絶えず努力し続けていることをよく認識しています。広島、長崎、第五福龍丸の悲しい物語で、核兵器の力がどれほど破壊的で危険なのかを世界に知らせました。 ...
- 作成日 2019年1月03日
- 10. 尾崎を学ぶ伊勢と九州の学生さんたち(石田尊昭尾崎行雄記念財団事務局長)
- (政治・紛争・平和)
- 【東京IDN=石田尊昭】 毎年、伊勢の咢堂記念館で開催されている「尾崎咢堂生誕祭」。今年は12月8日に開催されました。主催は、2019年に25周年を迎えるNPO法人咢堂香風です。同団体は1994年に、前身となる「咢風会・香風」として発足しました。 咢堂香風は、尾崎行雄の業績と咢堂精神の普及に向け、伊勢を中心に積極的に活動しています。生誕祭をはじめ、小中学生を対象とした「咢堂読書感想文コンクール」「さくらの写生コンクール」といった青少年育成事業、また、「花みずきの女王」選出や「全米さくらの女王」の伊勢招聘、そして「全米さくら祭り」への参加といった国際交流事業など、土井孝子理事長を中心に様々な事業を展開しています。 ...
- 作成日 2018年12月31日
- 11. 尾崎を学ぶ伊勢と九州の学生さんたち(石田尊昭尾崎行雄記念財団事務局長)
- (日本)
- 【東京IDN=石田尊昭】 毎年、伊勢の咢堂記念館で開催されている「尾崎咢堂生誕祭」。今年は12月8日に開催されました。主催は、2019年に25周年を迎えるNPO法人咢堂香風です。同団体は1994年に、前身となる「咢風会・香風」として発足しました。 咢堂香風は、尾崎行雄の業績と咢堂精神の普及に向け、伊勢を中心に積極的に活動しています。生誕祭をはじめ、小中学生を対象とした「咢堂読書感想文コンクール」「さくらの写生コンクール」といった青少年育成事業、また、「花みずきの女王」選出や「全米さくらの女王」の伊勢招聘、そして「全米さくら祭り」への参加といった国際交流事業など、土井孝子理事長を中心に様々な事業を展開しています。 ...
- 作成日 2018年12月31日
- 12. |世界人権宣言70周年|青年フォーラム、人権の今日的意義を問う
- (政治・紛争・平和)
- 【東京IDN=浅霧勝浩】 1948年12月10日に国連総会がパリで世界人権宣言を採択した際、第二次世界大戦の恐ろしい経験を踏まえた、人権の歴史において画期的な文書が作成された。 戦争が終わり国際連合が創設されると、国際社会は、第二次世界大戦のような残虐行為が二度と繰り返されることがないよう固く約束するとともに、史上初めて、基本的人権の普遍的保護を誓い合った。 世界人権宣言採択70周年を記念して、世界各地で多種多様な記念行事が行われた。そうしたなか、日本では12月9日に世界人権宣言70周年記念ユース・フォーラム「みんながもってるヒューマンライツ」が、同フォーラム実行委員会(アムネスティ・インターナショナル日本、創価学会平和委員会、反差別国際運動、ヒューマンライツ・ナウ、ヒューマン・ライツ・ウォッチ)の主催、国連広報センターの後援により東京で開催された。 ...
- 作成日 2018年12月20日
- 13. |世界人権宣言70周年|青年フォーラム、人権の今日的意義を問う
- (日本)
- 【東京IDN=浅霧勝浩】 1948年12月10日に国連総会がパリで世界人権宣言を採択した際、第二次世界大戦の恐ろしい経験を踏まえた、人権の歴史において画期的な文書が作成された。 戦争が終わり国際連合が創設されると、国際社会は、第二次世界大戦のような残虐行為が二度と繰り返されることがないよう固く約束するとともに、史上初めて、基本的人権の普遍的保護を誓い合った。 世界人権宣言採択70周年を記念して、世界各地で多種多様な記念行事が行われた。そうしたなか、日本では12月9日に世界人権宣言70周年記念ユース・フォーラム「みんながもってるヒューマンライツ」が、同フォーラム実行委員会(アムネスティ・インターナショナル日本、創価学会平和委員会、反差別国際運動、ヒューマンライツ・ナウ、ヒューマン・ライツ・ウォッチ)の主催、国連広報センターの後援により東京で開催された。 ...
- 作成日 2018年12月20日
- 14. 共通の未来のためにヒロシマの被爆体験を記憶する
- (政治・紛争・平和)
- 【東京IDN=モンズルル・ハク】 人間の「記憶」というものは、とりわけ戦争と破壊を記録するという点においては長続きしないようだ。人間の苦悩や窮状を描いた様々な時代の詳細な記録が無数に残されているが、人類は恐らくそうしたものを、何か曖昧で抽象的なこと、或いは、日常の現実とは全く関係ない、何か遠いかけ離れた出来事であるかのように捉えるのだろう。漠然と認識されたものは確かな証拠とはなり得ず、かけ離れた出来事が、良心を激しく揺さぶることもないことから、私たちは、打ち続いた悲劇的な現実が落ち着きを見せ、たとえ短期間でも比較的平穏な状況への道筋が見出されれば、瞬く間に、戦争や破壊が人類にもたらしたものを忘却の彼方に葬り去ってしまう傾向にある。 ...
- 作成日 2018年8月04日
- 15. 核兵器禁止条約への広範な支持を構築する努力
- (政治・紛争・平和)
- 【ベルリン/東京IDN=ラメシュ・ジャウラ】 国際社会が核兵器のない世界に向けて道を切り開こうとする中、2020年核不拡散条約(NPT)運用検討会議第2回準備委員会会合(4月)と核軍縮に関する国連ハイレベル会合(5月)が今後の焦点となる。 核兵器禁止条約が2017年7月に採択されて以来、「これらは、核保有国や核依存国も交えての初の討議の場となるものです。」と著名な仏教哲学者である池田大作氏は述べている。池田氏は、世界192カ国・地域に1200万人の会員を擁する創価学会インタナショナルの創立者・会長である。 ...
- 作成日 2018年3月14日
- 16. 核兵器禁止条約への広範な支持を構築する努力
- (国連・市民社会)
- 【ベルリン/東京IDN=ラメシュ・ジャウラ】 国際社会が核兵器のない世界に向けて道を切り開こうとする中、2020年核不拡散条約(NPT)運用検討会議第2回準備委員会会合(4月)と核軍縮に関する国連ハイレベル会合(5月)が今後の焦点となる。 核兵器禁止条約が2017年7月に採択されて以来、「これらは、核保有国や核依存国も交えての初の討議の場となるものです。」と著名な仏教哲学者である池田大作氏は述べている。池田氏は、世界192カ国・地域に1200万人の会員を擁する創価学会インタナショナルの創立者・会長である。 ...
- 作成日 2018年3月14日
- 17. 核兵器禁止条約への広範な支持を構築する努力
- (日本)
- 【ベルリン/東京IDN=ラメシュ・ジャウラ】 国際社会が核兵器のない世界に向けて道を切り開こうとする中、2020年核不拡散条約(NPT)運用検討会議第2回準備委員会会合(4月)と核軍縮に関する国連ハイレベル会合(5月)が今後の焦点となる。 核兵器禁止条約が2017年7月に採択されて以来、「これらは、核保有国や核依存国も交えての初の討議の場となるものです。」と著名な仏教哲学者である池田大作氏は述べている。池田氏は、世界192カ国・地域に1200万人の会員を擁する創価学会インタナショナルの創立者・会長である。 ...
- 作成日 2018年3月14日
- 18. 朝鮮半島の危機を北東アジアの安定的平和へ
- (政治・紛争・平和)
- 【東京IDN=浅霧勝浩】 「北東アジアにおける平和の構築:朝鮮半島における危機管理とその転換」というテーマの国際会議が、地域の一触即発の状況を背景に、米国・中国・韓国・日本から東北アジア地域の平和と安全保障に関する専門家、政策立案者、市民社会の参加者が集まって開催された。 北朝鮮が「世界のどこにでも到達」できる大陸間弾道ミサイルの実験に成功したと主張する以前、1995年のノーベル平和賞受賞団体「科学と世界問題に関するパグウォッシュ会議」が2017年5月4日の声明で、「北朝鮮との対立の激化は、重大な危険性を高めている。」と懸念を示していた。 ...
- 作成日 2018年2月26日
- 19. 朝鮮半島の危機を北東アジアの安定的平和へ
- (日本)
- 【東京IDN=浅霧勝浩】 「北東アジアにおける平和の構築:朝鮮半島における危機管理とその転換」というテーマの国際会議が、地域の一触即発の状況を背景に、米国・中国・韓国・日本から東北アジア地域の平和と安全保障に関する専門家、政策立案者、市民社会の参加者が集まって開催された。 北朝鮮が「世界のどこにでも到達」できる大陸間弾道ミサイルの実験に成功したと主張する以前、1995年のノーベル平和賞受賞団体「科学と世界問題に関するパグウォッシュ会議」が2017年5月4日の声明で、「北朝鮮との対立の激化は、重大な危険性を高めている。」と懸念を示していた。 ...
- 作成日 2018年2月26日
- 20. ICAN事務局長、日本に袋小路からの出口を示す
- (ニュース)
- 【東京IDN=浅霧勝浩】 「全ての国が、とりわけ日本が、核兵器禁止条約(核禁条約)に参加することを望みます。ノーモア・ヒバクシャ。」1月12日から長崎原爆資料館で始まった企画展のオープニングイベントに参加した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長は、企画展のメッセージボードにこうつづった。 この企画展は、「核兵器の使用が人道上破壊的な結果をもたらすことへの関心を高め、核禁条約の制定に向け革新的な努力を尽くした。」として12月10日にオスロで行われたICANのノーベル平和賞受賞を記念したものだった。 ...
- 作成日 2018年1月30日